こんにちは!
今回は「男性不妊」について、原因や改善方法、さらに私たち夫婦の体験談も交えてお話します。
実は不妊の原因の 約30~50%は男性側にある といわれています。
「不妊=女性の問題」と考えている男性も少なくありませんが、現実はそうではありません。
夫くんも最初は「自分は健康だから関係ない」と思っていました。
しかし実際に検査を受けてみると、精子の運動率に問題があることが判明…。
そこから生活習慣を見直し、改善していくことで大きな変化がありました。
この記事では、専門的な情報と体験談を組み合わせて「男性不妊」についてわかりやすく解説していきます。
男性不妊の主な種類と特徴
男性不妊は大きく分けて3つのタイプがあります。
- 造精機能障害(精子をつくる機能の異常)
・乏精子症(精子の数が少ない)
・無精子症(精子が全くない)
・精子無力症(精子の動きが弱い)
- 精路通過障害(精子の通り道に問題がある)
- 性機能障害(勃起や射精が困難)
この中でも、男性不妊の約8割は造精機能障害 が占めています。

男性不妊の主な原因
造精機能障害の原因には、以下のようなものがあります。
- 精索静脈瘤(精巣周囲の血流障害)
- ホルモン異常
- 精巣形成不全症候群
- 薬剤や治療の副作用
- 特発性造精機能障害(原因不明のケースが半数以上)
中でも 生活習慣の乱れ が精子の質に大きく影響します。
生活習慣を見直すことで改善できること
精子は非常にデリケートで、生活習慣に左右されやすいです。
代表的な改善ポイントをまとめました。
- 禁煙・節酒:喫煙や過度の飲酒は精子に悪影響。
- 肥満解消:肥満は精巣温度の上昇やホルモン異常につながります。
- 高温を避ける:サウナ・長風呂は精子にダメージ。下着は通気性重視。
- 良質な睡眠:ホルモンバランスを整えるために不可欠。
- ストレス管理:ストレスは精子の運動率を下げる要因。
- 栄養バランス:亜鉛、葉酸、ビタミンE・D、コエンザイムQ10、L-カルニチンなどを意識。サプリも有効。
夫くんもサウナを控えたり、ランニングを取り入れたり、栄養バランスを意識することで改善が見られました。

男性不妊の検査と治療
生活習慣の改善だけでなく、医療機関での検査・治療も重要です。
主な検査
- 精液検査
- 超音波検査
- ホルモン検査
- 染色体検査
主な治療
- ホルモン療法
- 精索静脈瘤や閉塞性無精子症の手術
- 人工授精(IUI)や体外受精(IVF・ICSI)
早期に検査を受けることで、最適な治療を選択しやすくなります。
【体験談】夫の精子の運動率が改善した話
夫くんも、最初は「不妊治療は女性だけが頑張るもの」と思っていたようです。
しかし精液検査で「精子の運動率が低い」と診断され、大きなショックを受けたんです。
そこから生活を改善し、
- サウナや長風呂をやめる→精巣を温めないように下着も通気性のいいものに買い替え
- ランニングを習慣化→休日は必ずランニング
- 栄養バランスを意識(亜鉛サプリも導入)→職場にバランスのいいお弁当を持参
- 睡眠環境を整える→睡眠時間の確保、枕、マットレスを新調し睡眠の質を向上
このような取り組みを続けた結果、2回目の検査では精子の数・運動率・形態率がすべて大幅に平均以上 になり、医師から「とても良い」と褒められました。
私たち夫婦にとって、この経験は大きな転機になりました。
ちなみに、一時的な過度の飲酒や不眠状態であっても検査前に行ってしまうと、精子に影響があるようです。
まとめ:男性不妊は「生活改善」と「早期検査」が大切
- 男性不妊は不妊原因の約半数を占める
- 主な原因は造精機能障害で、生活習慣が深く関与
- 生活改善(禁煙・運動・食事・睡眠)で精子の質は向上できる
- 早期の検査で治療方針を立てることが重要
原因を知ることがゴールではなく、パートナーと一緒にどう改善していくかを考えることが大切です。
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