妊活・不妊治療をしている女性なら、こんな風に感じたことはありませんか?
- 「私ばかりが治療のことを考えてる…」
- 「不妊治療の話をしても反応が薄い」
- 「全然協力してくれない」
実は、夫が妊活・不妊治療に消極的になってしまうのには、いくつかの理由があります。
今回は代表的な5つを整理してみました。

心理的な理由
- 「子どもは自然に授かるもの」という思い込み
→ 妊活初期の男性に多い考え方です。 - 「自分は健康だろう」という思い込み
→ 不妊の原因の約半数は男性側にもあるのに、女性の問題だと思いがち。
夫くんも「タイミングが良ければ授かれる!」と安易に考えていた時期があました。
- プライドや自尊心への影響
→ 「もし男性不妊だったら…」という不安から検査を避けることも。 - 検査や治療の恥ずかしさ
→ 精液検査や泌尿器科受診には強い抵抗感を持つ男性も多いです。
プライド、恥ずかしさが勝ってしまうのが男性です。
わがままな子どもですね
夫くんはプライドや恥ずかしさは人より抵抗がない方だったのですが、
やはり、精液検査を提出するときは恥ずかしさがあったし、
「検査結果がよくなかったらどうしよう…」
と思ったりもしました。
知識・理解不足

- 治療の流れを知らない
不妊治療の方法(タイミング法、人工授精、体外受精など)を理解できていないと、実感が 持てません。 - 男性も検査・治療が必要だと知らない
実際には「男性因子」が原因のケースは約30〜50%。
それでも「病院に行くのは妻だけ」と思い込んでいる男性は多いです。
夫くんもここまで大きな割合を占めているとはおもっておらず、不妊治療が始まったころは、妻ちゃんの生理不順が原因でないかと思っていた時期がありました。
それなので、不妊の原因の約30~50%は男性因子が占めていることを教えてあげましょう。
経済的・時間的な理由
- 費用への不安
体外受精などは高額で、終わりが見えにくい出費に男性は特に敏感です。
夫くんも
「どのくらいの治療をしないといけないの?」
「いつまで治療しないといけないの?」
「1回の診察って結構かかるの?」
などの不安があったようです。
- 仕事との両立の難しさ
平日の通院や検査に時間を割くことが難しいと感じます。
夫くんも職場に無理を言って休みにしてもらったこともありました。

夫婦関係に関する理由
- 治療のプレッシャー
「子どもを作らなきゃ」という義務感が強くなると、性生活がストレスになることも。 - 妻の期待や焦りとの温度差
女性は年齢的リミットを意識して焦りますが、男性は「まだ大丈夫」と思いやすく、気持ちのズレが生まれます。
社会的な背景
- 周囲に相談しにくい
男性同士で不妊の話題はほとんど出ないため、孤立しやすい。 - 「仕事で支えるのが役割」という固定観念
経済的に支えることが自分の役目だと思いがちで、治療には関わらなくてもいいと考えてしまう人もいます。
まとめ
男性が妊活や不妊治療に消極的になるのは、
- 知識不足
- プライドや恥ずかしさ
- お金や時間の負担
- 妻との温度差
- 社会的な背景
といった要因が重なっているからです。
でも、裏を返せば 「正しい情報を知ること」 と 「夫婦で気持ちを共有すること」 で、男性の姿勢は前向きに変わりやすいということでもあります。
妊活・不妊治療は夫婦で乗り越えるもの。
「知って、話して、共有する」――この小さな積み重ねが、2人の気持ちを一歩前へ進めてくれます。
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